整形外科は、骨、関節、靭帯、腱、神経、筋肉など人が快適な生活を送るのに必要な“運動器”を扱う分野で、小児から高齢者まで男女ともにすべての年代が対象です。
具体的な症状としては、ぶつけたり、ひねったりした、骨折、脱臼、捻挫、突き指などの外傷から、首や腰、スジの痛み、肩こり、膝などの関節痛、手足のしびれ・腫れ、関節や背中の変形などがあります。
当院では、外傷をはじめ、すべての運動器疾患に対応できる専門性の高い医師が診療しています。四肢・躯幹の外傷、小児整形外科疾患、脊椎脊髄疾患、四肢関節の変性疾患、骨・軟部腫瘍、スポーツ外傷などを対象とし、豊富な経験をもとに実績をあげています。
また、単に手術療法のみを用いるのではなく、各種保存療法にも取り組み、特にリハビリテーションセンターとは密接な連携を取りつつ診療をすすめています。
4室のクリーンルームを完備した手術室
当院の手術室は、広いスペースで機能的に設計されており、4室すべてが厳しい基準をクリアしたクリーンルームになっています。
うち2つは、腹腔鏡専用と関節鏡専用のシーリングペンダント付きの手術室です。
豊富な手術経験
手術に際しては、ある程度の出血が予想される場合、副作用や感染症などのリスクの低い「自己血輸血」に取り組んでいます。これは手術前にご自身の血液を貯血しておくことで、他家血使用を極力減らすものです。また、術後のリハビリも充実したスタッフで専門的に行います。
- ■人工関節置換術
- 病巣部の骨・関節を除去、人工関節に置き換える:股関節、膝関節、足関節、膝関節など
- ■内視鏡下手術
- 最小侵襲で脊髄や関節内の手術を行う
- ■膝関節
- 靭帯再建、半月板縫合、切除など
- ■肩関節
- 腱板修復、関節唇縫合など
- ■肘関節
- 骨棘切除、授動術、遊離体除去など
- ■手の外科
- 腱断裂、移行術など
- ■骨関節温存術
- 矯正骨切り術